ソフトウェアエンジニア@横浜の徒然日記

SDGs,人と組織,ソフトウェア開発について知ったことを徒然なるままに発信

MENU

軽量スタートアップフレームワーク 〜RUNNING LEAN 実践リーンスタートアップ〜

新サービスを立ち上げるにあたり,
リーンスタートアップの実践手法を
学習するため読了。 

Running Lean ―実践リーンスタートアップ (THE LEAN SERIES)

Running Lean ―実践リーンスタートアップ (THE LEAN SERIES)

  • 作者: アッシュ・マウリャ,渡辺千賀,エリック・リース,角征典
  • 出版社/メーカー: オライリージャパン
  • 発売日: 2012/12/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 3人 クリック: 14回
  • この商品を含むブログ (19件) を見る
 

目次

第Ⅰ部 ロードマップ
・1章 メタ原則
2章 Running Leanの実例
第Ⅱ部 プランAを文章化する
3章 リーンキャンパスの作成
第Ⅲ部 プランで最もリスクの高い部分を見つける
4章 ビジネスモデルの優先順位
5章 実験の準備
第Ⅳ部 プランを体系的にテストする
・6章 顧客インタビューの準備
・7章 課題インタビュー
・8章 ソリューションインタビュー
・9章 バージョン1.0をリリース
・10章 計測の準備
・11章 MVPインタビュー
・12章 顧客ライフサイクルの検証
・13章 機能の押し売りはやめよう
・14章 製品/市場フィットの計測
・15章 結論
リーンスタートアップ実行のプロセス手順は
以下1〜3に分解される。

1.ビジネスモデルをリーンキャンパスにまとめる。
その際は以下が重要。
・解決に値する課題があるかを判断する。
・UVP(独自の価値提案)を定義する。
・リーンキャンパスを最低でも誰か一人と共有する。
 
2.課題チームと解決チームをつくる
ポイントは以下。
・それぞれ2~3名のチームにする。
・課題チームは外で活動,解決チームは内で活動。
 
3.プランを体系的にテストする
ここが一番文章量が多かった。
・見込み客と継続的フィードバックループを構築する。
・「顧客の正しい課題」を理解する。
・「絶対に必要な課題」を一つに絞る。
・モックアップで約束したものを届ける。
・「あればうれしい」「必要ない」は削除。
・行動につながる計測(獲得・定着・収益・紹介)
・製品の初期段階は定量より定性評価が勝る。
・機能は押し付けず引っ張ってもらう。
 
リーンキャンパスは以下のようなもの。
1枚のシンプルな形にまとまっている。
f:id:fieldstone:20150823110551j:image
付録でマネージャーとクリエイターの
仕事の性質について記載。
・マネージャー→タスクの切替コストは低い
・クリエイター→タスクの切替コストが高い
 2つを両立する方法は
クリエイターの仕事を早い時間に,
マネージャーの仕事を遅い時間に
割り当てるというもの。
 
読んでいて自分が強化する必要性が
あると思ったところは
・ソリューション前に本当に解決すべき課題を発見。
・プランテスト時の分析・検証・実行。
の2点だと感じた。