ソフトウェアエンジニア@横浜の徒然日記

SDGs,人と組織,ソフトウェア開発について知ったことを徒然なるままに発信

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平凡を受け入れる〜左ききのエレン〜

1巻〜9巻まで一気に読んだわ
9巻の最後で「あと1日」とあったので次が最終巻となるのか?

広告代理店でデザインを行っている朝倉と
ニューヨークでアートを行っているエレンの2人
を中心として物語は展開する。

副題に「天才になれなかった全ての人たちへ」とあるように
朝倉は幅広いタスクをソツなくこなすが飛び抜けた才能がない。
そのためエレンのような天才型の人間に憧れるも,
それになれない自分に劣等感を感じ,満たされない感情を埋めるために
さらに自分を追い詰めていく・・・。というストーリーになる。

左ききのエレン(1): 横浜のバスキア

左ききのエレン(1): 横浜のバスキア

 

朝倉は自己肯定感が低いが故に,
他社の賛美を得ることによって自己肯定感を満たしたい欲求が強いのだろう。
平凡な自分を受け入れることができれば,
自分を追い詰めなくて済むのだが,
無駄に高いプライドが邪魔をして,平凡な自分を受け入れられない。
同じようなことで悩んでいる人は実際多そうな気がする。

果たして朝倉は「照らす側の人生」に活路を見出すことができるのかー。
ラストの展開に期待。  

広告代理店のクリエイティブ局って,
美大出ていないとなれないって厳しい世界だな。