静かで独立した暮らしを実現するには? 〜考える生き方〜
心の調子が良いときは気にも留めないが,
心が調子が悪いときに読むと内奥に沈む。
そんな本である。
「沖縄で考えたこと」の中で書かれていた、
・フリーランスでテクニカルライターの仕事をする。
・沖縄に引っ越す際に技術解説書等を書く約束を取り付ける。
・沖縄でインターネットについての講演や指導を頼まれて行う。
・大学でテクニカルライティングの講義を行う。
・いろいろな沖縄の文化人と懇意にしてもらう機会も得る。
という一連の流れを読んで
技術関連の文書を取り扱う仕事をやりながら
地方暮らしをしたいなあと何度か思ったものだ。
- 作者: finalvent
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/02/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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◼︎目次
1.社会に出て考えたこと
2.家族を持って考えたこと
3.沖縄で考えたこと
4.病気になって考えたこと
5.勉強して考えたこと
6.年を取って考えたこと
◼︎最初にこの本を読んだのはいつか?
2013年
◼︎なぜこの本を読んだのか?
30を超えたこの時期。
仕事面で一つのピークを迎えたという実感があった。
大規模プロジェクトを回せるようになった。
50人以上のメンバーを統率できるようになった。
一方でその頃から仕事に虚しさを感じることが多くなった。
所詮は与えられた仕事。
何のために今の仕事をやっているのか?
いつまでこの働き方を続けるのか?
そんなことを考えることが多くなった。
本書の見出しに「自分の人生はからっぽだった」。
見出しに惹かれて本書を手に取った。
◼︎この本を読んで何が変わったのか?
「病気になって考えたこと」の中で
・・・弱い心は嘘のない心でもある。
とあった。私も心が弱ることが多々ある。
そんな時に決まって思うのが
「静かで独立した暮らしがしたい」
というものだ。本心が望むものは常にそこにあるのだろう。
実現するにはどうしたら良いものか。
そもそも独立するというのは
どういう状態になっていることなのだろうか。
1:収入源を生み出す普遍的な技芸を持っていること
2:収入源が多角化されていること
こんな所だろうか。
また「勉強して考えたこと」の中で
メカニカルアーツの対義語として
リベラルアーツという言葉が生まれた
という下りがあった。
メカニカル・アーツ
→奴隷の技芸。
人に雇われるための技能
リベラル・アーツ
→市民の技芸。
いわゆる科学。人間・宇宙が見せる壮大なドラマを
堪能することが可能になる。
メカニカル・アーツで
物質的な豊かさを満たすために必要なもので
リベラル・アーツは
精神的な豊かさを満たすために必要なもの
といった所か。
・普遍的な技芸を身につけ,収入源を多角化させる。
・様々な分野の科学を学び,自然・人間・社会を洞察する。
→「静かで独立した暮らし」を実現する。
という考えを持つようになった。