ソフトウェアエンジニア@横浜の徒然日記

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アジャイル開発を始めよう 〜アートオブアジャイルデベロップメント〜

最近スクラム開発が流行っている。
なので昔読んだアジャイル開発の本を
改めて読みなおしてみた。

 監訳者まえがき
・あなたは生き生きとした現場で
 ソフトウェアの開発をしたいですか?
・現在のやり方を変え,顧客の組織を成功に導くとともに,
 自分たちも成功したいと思っていますか?

この2つの質問に対する回答が
YESならば本書を読むことを薦める。  

アート・オブ・アジャイル デベロップメント ―組織を成功に導くエクストリームプログラミング (THEORY/IN/PRACTICE)

アート・オブ・アジャイル デベロップメント ―組織を成功に導くエクストリームプログラミング (THEORY/IN/PRACTICE)

  • 作者: James Shore,Shane Warden,木下史彦(監訳),平鍋健児(監訳),笹井崇司
  • 出版社/メーカー: オライリージャパン
  • 発売日: 2009/02/18
  • メディア: 大型本
  • 購入: 18人 クリック: 336回
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■目次
01.なぜアジャイルなのか?
02.アジャイルになる方法
03.XPを理解する
04.XPを導入する
05.考えること
06.協力すること
07.リリースすること
08.計画すること
09.開発すること
10.価値と原則
11.プロセスを改善する
12.人を信頼する
13.ムダを排除する
14.価値を届ける
15.技術的卓越を追求する

■なぜこの本を読んだのか
当時担当していたプロジェクトで
ウォーターフォールで開発していたら
到底納期に間に合わなかったものがあった。
そのため結果的にアジャイルの形を
取らざるを得なかったという事情を受けて
参考文献として利用。

■いつこの本を読んだのか
2010年(プロジェクトマネージャ時代)

■この本を読んでどう変わったのか
この本の主要メッセージは
以下のものかなと受け取った。

1.価値あるソフトウェアを早い段階から継続的に届ける。
2.開発者と顧客が日々共に働く。
3.シンプルな設計で技術的負債を取り除く。
4.ソースコードが最終的な設計となる。


価値あるソフトウェアをつくることが
ソフトウェア開発唯一の目的である。
故にそれにつながらない一切のタスク、成果物は省く。

具体的には顧客と共に働くことで分厚い要件定義書を省く。
シンプルな設計にする事で分厚い設計書を省く。
ドキュメントのメンテナンスコストを下げる。
そしてその分,価値あるソフトウェアの開発と
技術的負債を取り除くことに注力する。


以降このようなスタンスで仕事に取り組むようになった。
その結果,納品スピードは上がったと思うが以下の反動もあった。
・綺麗なドキュメントが描けなくなった
・かっちりした開発ができなくなった
環境によっては上のものが求められる所も根強くあるので
どうしたものか悩ましい所。