ソフトウェアエンジニア@横浜の徒然日記

SDGs,人と組織,ソフトウェア開発について知ったことを徒然なるままに発信

MENU

失った仕事への情熱を取り戻す 〜情熱プログラマー〜

プログラマからプロダクトマネージャまで一通り経験した後に
これから先何をやれば良いのかと自問自答している時に読んだ本。
自分の使命を改めて考えることで情熱を取り戻すきっかけになった。
キャリアの方向性が定まらず 閉塞感を感じている・・・。
そんなエンジニアに読んで欲しい本。 

情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方

情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方

 

 ---------------------------------------------------------------
■目次
1.市場を選ぶ
2.製品に投資する
3.実行に移す
4.マーケティグ...スーツ族だけのものじゃない
5.研鑽を怠らない
---------------------------------------------------------------  

■いつこの本を読んだのか?
役割不明の迷走時代。 (2016年:エンジニア暦13年目)
自分は一人でなんでもできると思っていた。
マーケティングからプログラミング。
ECサイトから業務システム。
先端技術から枯れた技術。
と色々な分野へ闇雲に手を出すが 成果が出ずに焦っていた時期。

■なぜこの本を読んだのか?
現状に行き詰まりを感じ続けていた時に
昔どこかで目にしたこの本を思い出した。
原点(ソフトウェア開発がしたい)に戻れば,
情熱を取り戻すことができるのか? と思って読むことにした。

■この本を読んで変わったこと
仕事に対する情熱を失った原因は
「使命」を見失っていることだと気づいた。
プログラマーの使命
・・・良いコードを書く。
プロジェクトマネージャの使命
・・・プロジェクトを無事完了させる。
プロダクトマネージャの使命
・・・プロダクトで収益をあげる。
といったものだ。 しかしどの役割もピンとこない。

ソフトウェアを開発できる人を探すよりも
ソフトウェアを開発するための開発工程を
整えられる人を探すほうがはるかに困難だ。

そんな中でこの一文が自分の琴線に触れた。
これからの自分の使命は
ソフトウェア開発の開発工程を整える
ことにあるのではないかと考えた。

また使命の中には不適切な使命もあるらしい。
過去の経験から不適切な使命を考えた。
全面的にシステムアーキテクチャの変更を行う
使命があったとする。その使命の中には
現場の反発と疲弊をもたらしただけのもの もあった。

様々な施策を行いプロダクトの売上を伸ばす
使命があったとする。その使命の中には
売上を生まず現場を疲弊させただけのもの もあった。

適切な使命と不適切な使命を分けるものを
分けるものは何だろうか。
ビジネス要求に基づいた使命であるか否か。
ここに尽きるのではないか。

ビジネス要求に基づいたシステムアーキテクチャ変更は成功し,
そうでないものは失敗した。
ビジネス要求に基づいた施策は効果を生み,
そうでない施策は効果を生まなかった。

「ソフトウェア開発の開発工程を整える」
この使命を達成するためにやること。
的確にビジネスと技術の仕組みを捉える。
的確にビジネス要求を捉える。
的確にやるべきことをエンジニアに伝える。
ソフトウェア開発プロセスの達人に学ぶ。
ソフトウェア開発プロセスの弟子を取る。

今すぐやろう。