ソフトウェアエンジニア@横浜の徒然日記

SDGs,人と組織,ソフトウェア開発について知ったことを徒然なるままに発信

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インターネットと社会の過去と未来 〜WIRED VOL31〜

WIREDの創刊25周年特別号ということで,
読んでみた。サブタイトルは
「ぼくらは地球をこうアップデートする」
中心となるテーマは以下2点

1:1993年-2018年(過去)

テクノロジーがこの25年間で
もたらしたライフスタイルの変化。

2:2018年-2043年(未来)
テクノロジーがこれからの25年間に
もたらすライフルタイルの変化。

WIRED (ワイアード) VOL.31 「ニューエコノミー」ぼくらは地球をこうアップデートする

WIRED (ワイアード) VOL.31 「ニューエコノミー」ぼくらは地球をこうアップデートする

  • 作者: Condé Nast Japan (コンデナスト・ジャパン),WIRED編集部
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2018/11/13
  • メディア: 雑誌
  • この商品を含むブログを見る
 

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■目次
・WIRED 1993-2043
・NEW ECONOMRY
・NEXT GENERATION
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WIREDを貫く主旋律は
「闘うオプティミズム」。

この地球で最もパワフルなのは
政治家でも将軍でも
聖職者でも評論家でもなく,
新しいテクノロジーを
生み出し使っていく人たちだ。
ーそれがWIREDの前提だった。
ぼくたちが社会に対して負う責任を,
劣化した国家や政治に
下請けに出す必要はもはやなかった。 

テクノロジーによってライフスタイルが
どのように変わったとしても,
この姿勢だけは変わらないで欲しい。
さて社会はこの20年間で
どのように変化し,
これから20年間で
どのように変化するのか。

インターネットの普及が
もたらしたものは何か?

インターネットの何がすごいかと
いえば,同じテクノロジーが
個人をエンパワーすると同時に
とても大きなグループを
エンパワーすることだ。

個の力だけが強まっているので,
集団の力が相対的に弱まっていくという
単純な話ではないと。

人間は(コミュニティではなく)
マーケットに生まれ落ちることで,
自らの才覚で世界を良くすることの
人間として成長できるという世界観だ。
・・・
マーケタリアンにとって
インターネットの普及は
手段ではなく目的である。
なぜならその普及は世界を
マーケットで満たすことに繋がり,
そこへの参画を人々に促すことで,
自立の機会を与えるからだ。 

この世界観はわかりやすい。
PCからスマートフォンへの移行によって,
インターネットの普及率
(=マーケットへの参加率)は拡大した。
これからさらに普及率を高めるならば,
人が気づかないうちにインターネットに
参加していることを可能にする
デバイスが必要になるな。
そのようなデバイスが登場したとき,
マーケットは大きな変革期を
迎えることになる。

昨今課題となっているプラットフォーム
のあり方は今後どうなっていくのか。

プラットフォームとは
データを収集するための
インフラなんです。
ユーザがどのようにサーヴィスを
使うかを監視し,
データを集め続けています。 

 問題は
「データの所有権はどこにあるのか」
だが,それに対する一つの回答として
注目したい運動がある。


それは「コーポラティズム」と
名付けられたムーブメントだ。
その本質は
「参加者が所有するプラットフォーム」
というところにある。


(例)
ドライバーによって所有される,
ライドシェアサーヴィスなど。

このムーブメントが
データ資本主義に対する
一つのカウンターになる可能性を
もっている気がした。